ピアノのインストラクターさんに習った、肩の力を抜く方法2、



二番目です。

一番目の方法の補足です。

頭からシャワーを浴びていることをイメージします。手を下にダランとした状態です。

手を下にダランとした時、姿勢を崩さない事と、意識を切らさない事を守ります。

頭にかかった水が体を伝って流れ、肩から腕を伝って指先からポタポタ床に垂れている感じです。

大切な事は、その時の肩の力が抜けている感じを覚え込み、感覚として身に付けることです。とインストラクターさんがおっしゃっていました。

またまた余談ですが、ずっと弾きたかった、ショパンのワルツとかマズルカを持って行ったのですが、そのうち「もっと歯ごたえのあるもの弾いてみません?」

ショパンの5番のノクターンを持って行きました。

「あ、黒いの持ってきましたね」

そう言って笑っておられました。

細かい装飾音がたくさんでしたが、

「こういう時の手は胡麻とか芥子を摘まむ感じです」

そして、

「指使わないように、指で弾こうとすると、弾ける時弾けない時のムラが出来てしまいます。指は裏切ります」

そう言っておられました。

そして中間部の練習の時、

いきなりピアノの蓋を閉めて、蓋の上に楽譜を置き、

「ここは弾きません」

そして私は片手づつで、蓋を叩きました。それでひたすらリズムとメロディラインを覚えさせられました。

「ここの5連音はポンと落としたら弾けちゃったって感じで弾きましょう。どんな曲でもゆっくり正確に弾けるようになったらスピードなんて後からついてきます」

そう言って笑っておられました。