懐石料理

インテリさんの中には、解ってて相手を試そうと質問する陰険な方が多いようで、

「かいせき料理と言うのは、どうして懐の石と書くのでしょう?」

懐と石ではなく、懐の石と言っている所でこの陰テリさんが、不粋にも口頭試問おっぱじめているのが見て取れる。

そんな時は臍が彎曲してしまう。

此奴ちょっといじろう。

で、おちょくり解答例

A

「それはわびたる茶の湯の言葉でござるぞ。

禅家では雲水が空腹を紛らわすためにの、温めた石を懐に入れて腹を温めたのじゃよ。それを温石と書いてうんじゃくと読む。石を懐に入れるじゃによってふところいしと書いて懐石と言うのじゃ」

と芝居掛かって答える。

B

「本来は会の席と書いて会席と読んだそうです。

でも料亭の会席料理って二人以上って言われることが多かったり、一人前がバカ高かったりして、食べたがために自己破産した人がよをはかなんで身投げする時懐にぎっしり石を詰めてドッブーンするので、懐石料理って言うんですよ♡」あほヅラしながら知ったかぶり風に答える。

「エ?懐石料理おごってくださるんですか?ありがとうございます。社長が行かれるんだったら、つるやですか?吉兆ですか?何せ社長は口がおごっていらっしゃる。秋に懐石料理とは豪勢な。あゝ生きていて良かった。

私にとって一生に一度の思い出になるかもしれません……」

と目をうるうるさせながら迫る。

陰険なインテリさん略して陰テリさん案外気が弱くて料亭に連れて行ってくれたりして……。

番外

「料理を解析するということでのご質問ですか?」

この続きが、言える方は多分陰テリさんのマブダチです。

で、わたしゃ解析の意味は、よおくわかりません。どう言うことでしょうか?